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あなたのビジョンを言語化し、効果的に発信する方法とは

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あなたのビジネスは、どのような未来を描いて運営されているでしょうか?地域の人々が、より良い生活を送れることを望んでいますか?持続可能なエネルギー普及のための重要な役割を果たしたいですか?困っている人たちに経済的な機会を提供したいですか?

あなたが世界に残したいものが何であれ、ビジョンは、それを宣言する手段なのです。

ブランドのビジョンは、あなたのブランドの目標を世界と共有する場です。なぜ、あなたの会社が注目され、成長するに値するのかを、宣言しましょう。こちらの記事では、あなたがビジョンを作る際にインスピレーションとなるような最高のビジョンをご紹介します。

ビジョンを理解する

優れたビジョンは、従業員を鼓舞し、顧客を勇気づけ、あらゆる変化や革新においてブランドを導いてくれます。ビジョンには、企業の目的やバリュー、そして世界に対する大きな夢が、短く、印象的で、力強い言葉で表現されます。

このビジョンは、あなただけのためのものではありません。ビジョンには、あなたが望む世界が描かれているのですから、それを世界に発信しなければなりません。つまり、ビジョンは、ブランドと出会うすべての人を勇気づけ、鼓舞し、動機づけるものなのです。

1. ビジョンとは何か?

説得力のあるビジョンの書き方に入る前に、ビジョンそのものについて説明します。

ビジョンとは、あなたのビジネスが世界に対して何を望んでいるのかを表現します。すべてのビジネスは、その製品やサービス、ポジショニング、コアバリューに基づいて、独自のビジョンを持っています。例えば、持続可能なエネルギー、社会に配慮したデザイン、今まで買えなかった人たちに競争力のある価格を提供する、高品質な製品を通じて日常生活を向上させる、といったビジョンが考えられます。

強力なビジョンは、ブランドの存在意義を宣言し、またブランドが、なぜ世界をより良くできるのかをも明確に宣言しています。

2. なぜビジョンが重要なのか?

目標がなければ、ビジネスがどこに向かっているのか、曖昧になってしまいます。明確なビジョンは、あなたの会社の指針となります。事業を拡大する、新製品を発売する、新しいターゲットにアプローチする、などの決断を迫られたとき、優れたビジョンは、企業の目指すゴールに近づくための最適な選択をするのに役立ちます。

3. ビジョンとミッションの主な違い

ビジョンとミッションは、どちらもブランドを方向付けるという点で共通しています。ビジョンが「ありたい姿」であるのに対し、ミッションは「ビジョンを実現するための企業の具体的な目標や役割」を定義するものです。

つまり、ビジョンは「こうありたい」という願望や理想を示すものであり、ミッションは、そのビジョンを実現するためにあなたのビジネスが取るべき行動を記述するものです。

ビジョンとミッションが一体となって、事業戦略全体が展開されます。ビジネス上の意思決定や製品ラインの拡張、会社のシフトはすべて、ミッションとビジョンの両方と照らし合わせて、その決定が企業の目標や最も重要にしている価値観に合っていることを確認する必要があります。

ビジョンの作成方法

実際にビジョンを書こうと机に向かうと、圧倒されたように感じるかもしれません。あなたが描く世界は巨大で、複雑で、実現不可能に思えるかもしれません。結局のところ、世界をより良い場所にすることは、一人でできる仕事以上のものなのです。

何から始めればいいのかわからない方は、まず以下のような質問を考えてみてください。

  • 5年後の世界では、何が変わっていることを望みますか?

  • 5年後、あなたの会社はどうなっていてほしいですか?

  • あなたの会社は、どのように世界をより良い場所にしたいですか?

  • あなたの会社にとって、最も重要なことは何ですか?

このような質問に答えることで、ビジョンの核となる要素が引き出されます。そして、質問に答えていく中で、あなたの企業が情熱を傾けられるようなビジョンを描き出し、アップデートしていくのです。

1. ブランドのビジョンを作成する際には、以下の4つの原則を意識しましょう

ビジョンの素案ができたら、以下のガイドラインに従って、完璧なものに仕上げましょう。

できるだけ短く簡潔に
ビジョンは、簡潔な宣言です。すべて書いても、せいぜい1〜2文の長さにしかなりません。長くとも60文字以内を目安にしましょう。

大胆に
当たり障りのない、つまらないビジョンでは、ワクワク感は生まれません。逆に、大胆で野心的なビジョンは、従業員にインスピレーションを与え、顧客に好感を与え、さらにはあなた自身をも励ましてくれることでしょう。

オリジナル性
ビジョンは、あなたの会社を表現するものです。あなたの会社と同じように、独自のものであるべきです。他社のビジョンを参考にするのもいいですが、あなたのビジョンは、あなた自身のものであることを忘れないでください。

一人で完結させない
ビジョンを何パターンか作成したら、フィードバックをもらいましょう。従業員の意見を聞いたり、他の起業家やビジネスリーダーに話を聞いたり、友人や家族に聞いたりするのもよいでしょう。他の視点でビジョンを見てもらうことで、新たなインスピレーションやアイディアが生まれるかもしれません。

2. ビジョンの作成において、よくある失敗に注意しましょう

ビジョンは、今後何年にもわたってあなたの会社を導いていくものです。翌年にまた決め直さなければならないようなビジョンを書くことは、最も避けたいことです。印象的で長続きするビジョンを作成し、作り直しを避けるために以下の点を確認してください。

比喩や専門用語、流行語を使用しない
社内外の人が理解できるような、明確でシンプルな表現にこだわってください。

自社が提供するユニークなソリューションに焦点を当てる
どの会社でも達成できるような、一般的なビジョンは避けましょう。最も強力なビジョンは、自社のユニークな特徴に焦点を当てたものです。

3~10年後を見据える
描くビジョンは、3~10年後に合理的に達成できるものであるべきです。それ以上先のことを考えると、非現実的なステートメントになってしまいます。


ビジョンの事例4選

パワフルで効果的なビジョンには何が必要かを理解した上で、参考になるビジョンの事例を4つご紹介します。

Garnier(ガルニエ)のビジョン
"To become the number one brand worldwide inspired by natural beauty in the consumer products segment thanks to its product formulation and its responsible and ethical commitments."
“製品づくりと責任ある倫理的な取り組みにより、消費財分野において自然な美しさを感じさせる世界一のブランドになること。”

Patagonia(パタゴニア)のビジョン
"Use of all our resources to protect life on Earth."
"地球上の生命を守るために、すべての資源を活用する。"

Red Bull(レッドブル)のビジョン
"To uphold Red Bull standards while maintaining the leadership position in the energy drinks category when delivering superior customer service in a highly efficient and profitable manner."
"レッドブルの基準を守りながら、エナジードリンクのカテゴリーでリーダーシップを発揮し、高効率で収益性の高い方法で優れた顧客サービスを提供すること。"

University of Cambridge(ケンブリッジ大学)のビジョン
"To enhance our reputation as a world-class teaching and research institution which is recognized for its innovation, excellence, and discovery, and attracts the best students and staff worldwide."
"革新性、卓越性、発見が認められ、世界中の優秀な学生やスタッフを惹きつける世界クラスの教育・研究機関としての評判を高めること。"


※ 英語の記事にはなりますが、ビジョンの事例についてもっと知りたい方は、世界中のブランドのビジョン100選について以下のリンクからご覧いただけます。


これらの企業のビジョンが際立っているのはなぜか?

以上のビジョンは、それぞれ感情的な結びつきを喚起します。パタゴニアは、持続可能性や環境にやさしい製品、地球を救う取り組みについて美しい未来を描いています。このブランドは人と地球のための製品を作っていることが、たった一文でわかります。

ケンブリッジ大学のビジョンでは、質の高い教育と研究を通じて成功することを目指すと説明されています。これは、教育をより手頃なものにすること、オンラインコースで誰もがアクセスできるようにすること、さまざまな科目を提供することに重点を置く他の大学とは異なる目的を持っています。ケンブリッジ大学は、たったひとつのステートメントで、自分たちが見る未来を描き、他の組織と何が違うのかを表現しているのです。

レッドブルとガルニエのビジョンは具体的で、感情的で、野心的で、短くて、わかりやすい、強力なビジョンであることがわかりますか?これこそが、優れたビジョンの証なのです。

ビジョンを作成した後は?

会社のビジョンは、従業員や顧客の目に触れて初めて効果を発揮します。ビジョンを作成したら、それを共有するためのクリエイティブなアイディアを試してみてください。

マーケティング資料に掲載する
ソーシャルメディア、Eメール、印刷物など、あらゆる媒体でビジョンとミッションを共有しましょう。製品に印刷することも良い手段となります。

オフィス内に貼る
チームメンバーが集まるオフィススペースがあるのであれば、目につく場所にビジョンを掲げましょう。ビジョンのポスターを貼ったり、壁に絵を描いたり、ホワイトボードに書いたりすることができます。

声に出す
スピーチをするときや会議を進行するとき、トレーニングビデオを撮影するたびにビジョンを共有しましょう。チームメンバーや顧客があなたのビジョンを聞く回数が多ければ多いほど、ビジョンは定着していくのです。


明確なブランド戦略でブランドを軌道に乗せる

ブランドを成功させる鍵は、ビジョンやミッションだけではありません。ターゲットオーディエンスの調査やブランドアイデンティティ、ビジュアルアイデンティティの策定、確かなビジネス戦略、ブランドストーリーなど、包括的なブランド戦略が必要なのです。

ブランド戦略全体を整理し、統一感を持たせるためには、ブランドガイドラインビルダーを利用するのが一番です。このツールは、ブランド価値やビジュアルの計画から、メッセージやトーンオブボイスの開発まで、ブランディングのプロセスを順を追って説明します。

強力で明確なブランディング戦略があれば、ブランドのビジョンを実現するために必要なフレームワークを手に入れることができます。

ビジョンの策定は、ビジネスの成功に欠かせません。ZeBrandでは、ブランディングの専門家が、ブランドを成功に導く強力なビジョンステートメントを作成するお手伝いをします。成長のための準備が整ったら、ZeBrandをぜひご活用ください。

ZeBrandがブランドビジョンの作成と発信をどのように支援できるかについてご興味のある方は、以下のリンクからお問い合わせください。



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