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【ブランドコーチにインタビュー🎤】ブランドストラテジー構築の際に意識すべきこととは?

ZeBrand Japan

ブランドストラテジーとは、自社が他のビジネスと何が違うのか、社内外でどのようにコミュニケーションをとるべきか、ターゲットはどのような人か、どのようにビジョンを共有するのかなど、さまざまなことをまとめたビジネスの設計図です。

ZeBrandでは、ブランドストラテジー構築において、ブランド戦略のプロである、ブランドコーチによる1:1のブランディングセッションを提供しています。

本日は、グローバルなコンサルティング会社やスタートアップ企業でのブランディングコンサルタントとしての経験を持つブランドストラテジストのJohn Corleto氏に、なぜ中小企業やスタートアップ企業にとってブランドストラテジーが重要なのか、どこからインスピレーションを得るのか、そしてブランドストラテジーをゼロから作る際の便利なヒントについてお話を伺いました。以下、インタビューの内容を簡潔に、分かりやすく編集してお届けします。

※ この記事は英語記事「How Startups, SMBs Can Think About Brand Strategy」を翻訳したものとなります。

1. なぜ、中小企業やスタートアップにとってブランドストラテジーが重要なのでしょうか?

ブランドストラテジーの最大の価値は、ビジネスに明快さをもたらすことです。例えばスタートアップの場合、目の前には無限の選択肢があり、市場や製品、サービス、あるいはターゲット層について、無限の決断をしなければなりません。ブランドストラテジーは、あなたのすべての決断の際のフィルターとして機能し、あなたが顧客やステークホルダーにもたらす価値について焦点を当てるのを助け、競合他社を理解し、ビジネスとして何が競合との差別化をしているのかを教えてくれます。ブランドストラテジーは、社内の意思決定や採用活動、投資家とのコミュニケーションにも有効なツールになります。大企業にとっても重要ですが、スタートアップや中小企業にとっては、得られるものが大きいのです。


2. ブランドストラテジーを考える上で、主にどのようなことを考慮すべきでしょうか。

ブランドストラテジーを考えるプロセスは、解決しようとする問題によって精巧になることがあります。このプロセスを開始する最良の方法は、さまざまな考え方をすることです。そのいくつかを紹介します。

・コアビジネスを理解する

あなたのビジネスのゴールは何か、そのユニークさは何か、そして顧客にどのように提供しようとしているのかということを考えましょう。ただし起業したての頃は、これだけでなくビジネスに関するあらゆる情報を収集することが重要です。チームと話し合い、ビジネスに関する隠れた洞察を明らかにすることで、ビジネスに関する理解が深まります。

・ターゲットオーディエンスを理解する

ターゲットとする顧客は誰か?彼らはどのような行動をとるのでしょうか?他の人とは違う特別な特徴があるのでしょうか?それらを知ることで、コミュニケーション戦略を明確にすることができます。

・競合分析をする

競合他社はどこですか?競合はどのようなコミュニケーションをとっていますか?これは、競合との違いを理解するのに役立ちます。例えば、あなたのビジネスは、業界を変えようとするディスラプターブランドなのか、それとも新しいイノベーションで他の既存ビジネスに挑戦するチャレンジャーブランドなのか?といったことが把握できるでしょう。

・ビジネスの外部にインスピレーションを求める

ブランド戦略を立てる上でほとんどの人が忘れている重要なポイントがあります。それは、事業の外に目を向け、インスピレーションを得ることです。インスピレーションは、芸術、哲学、文学、そして科学から得ることができます。製品やサービスを改善するための最良のアイディアは、こうした横のつながりから生まれることがあります。アップルのブランドストーリーの多くは、スティーブ・ジョブズのタイポグラフィーに関する知識から生まれました。優れたブランド戦略は、ブランディングのビジュアル面に注意を払いながらも、それを超えて、人間のより深い価値観とつながることのできる、より広範なストーリーを用いることができるのです。

例えば、Nudie Jeansは、サステナブルファッションを新たな高みへと導いています。高品質性と、ジーンズは磨けば磨くほど美しくなるというアイディアに焦点を当て、このブランドは顧客に、Nudie Jeansを「修理」店で無料で修理してもらう機会を提供しています。

・ブランドストラテジーで使用する情報の選定

すべての情報が揃ったら、次は、重複箇所や共通点を見つけましょう。全てを採用するのではなく、ブランド戦略で何を使うかを絞り込みます。特にクリエイティブに関する重要な決断をするためには、少人数のコアグループが必要ですがこのグループではさまざまなスキルだけでなく、大胆な決断を下すためのクリエイティブな勇気も必要です。多くの意見を取り入れることで意思決定があいまいにならないように、ビジネスのさまざまな部分からなる少人数の主要な意思決定者にブランド戦略を承認してもらうとよいでしょう。

3. あなたの研究に役立つツールやデータソースにはどのようなものがありますか?

最も重要なことは、調査の質問を前もって準備しておくことです。インターネットや書籍、インサイトレポートなど、今日、私たちはさまざまなリソースを利用することができます。幅広く文献を読み、さまざまな資料からインスピレーションを得ることが、優れたブランド戦略の原動力となります。市場には有料のインサイトレポートもありますが、リソースが限られたスタートアップや中小企業にとっては、インターネットが良いスタート地点になります。


4.  日頃、どのような課題に直面していますか?

人は時として、選択をすることを恐れてしまうことがあります。選択肢を広げておくために、選択肢を否定するのは難しいかもしれません。しかし、良い戦略を立てるためには、選択肢を絞る必要があります。「何をしないか」は「何を進めるか」と同じくらい重要です。良い戦略家は、決断し、それを振り返ることで、将来、同じような状況になったときに対応する能力を磨いています。これによって、何がうまくいき、何がうまくいかないかを理解し、学んだことすべてをブランド戦略の進化に役立てることができるのです。


5. ブランド戦略を考え始めたスタートアップやSMBに、何かヒントはありますか?

ブランド戦略をゼロから構築することは、本当にエキサイティングなプロセスで、私はあなたがブランディングジャーニーに踏み出すことをうれしく思います。

ブランディングは、その開始直後から有用な武器となります。

ブランディングは、ビジネスに直接影響を与える多くの決断に影響を与えることができます。私がシドニーの大学の起業家養成コースで教えていたとき、多くの起業家が、ブランドストラテジー構築のために行った作業に基づいて、製品やサービスを改善することができたことに、目を見張りました。

・事業の他の部分を見失わないこと

ブランド戦略を考える上で、財務や製造、クリエイティブなど、ビジネスの他のプロセスや側面を見失わないようにすることが重要です。そのためには、幅広いチームの主要メンバーとのコミュニケーションを欠かさないことが必要です。

・常に新しい視点を持つこと

ブランド戦略には、ビジネスと顧客について、異なるレンズで考えることが必要です。ブランド戦略の専門家でなくても、ブランド戦略を考え、実践することは可能です。

ZeBrandのプレミアムユーザーには、ブランドコーチによる45分間のセッションを提供しています。John Corleto氏のセッションは以下のリンクから申し込めます。

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